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2012年04月30日

これぞ「シイタケ」旧吉田家住宅歴史公園

先日 バリユームに悩むyottoを連れ出すことにした。
去年娘と訪れたのでリピーターの私。
車で約20分。
江戸時代末期に牧士を務めた豪農吉田家の歴史公園。
大正期に醤油醸造をキッコウマンに譲った。
流山、柏、野田は醤油、味醂の地。近藤勇が最後に匿ったのも流山の醸造屋。


牧場でもあったからとにかく広大な敷地。
醸造の勉強に行ったのではなく、単なる散策&見学。

そして久々に竹をゲット!
もちろん 住宅に竹はフンダンに使われているから、竹林もある。
茅葺きは何層にもなり細い竹も層をなしている。

庭園を歩いていて庭師さんとおしゃべり。
そして 「椎 & 竹」に導かれる。
つまり椎の老樹のウロに孟宗竹が入っているのだ。



竹に支えられて空ろな幹の椎は倒れない、昨年の震災にも生き延びたのだ。
力強い竹の支え。
 よきモノに出逢えた春の昼下がり。  

Posted by jun1940 at 12:00Comments(2)竹笹

2010年11月30日

童謡「たき火」竹垣

11/24(水)7:00からの合唱の練習までフリーだと話していたら、ottoの友Mr.Kの奥様からランチにお誘い頂きました。
遠慮なく東中野のご自宅に伺う。
手料理にワインをいただき、先月の山陰の旅の話、奥様の趣味の話と話題は広がる。
かれの趣味の1つに蝶々。珍しい蝶の蒐集ケースを開き、蝶のお話を聞く。
2時頃辞して、ご自宅近辺の名所を案内していただく。
「是非案内したい〜」と先ず連れて行って頂いたのが巽聖歌(本名:野村七蔵)の住まい。
誰でも知っている童謡 「たき火」の歌になった垣根。
子供の頃から知っているこの歌の「垣根」は「生け垣」を想い描いていた。
でもこの歌になったのは立派な竹垣だった。
欅の大木はじめ沢山の樹木のある古い大きなお屋敷だった。
子孫の方が今もお住まいだそうだが、昔の面影をそのまま保存なさっている。
 

昔のままの垣根を作っている庭師さんの店をのぞいたり、お屋敷の中を覗かせてもらったり。
大都会の真ん中の中野にこんな昔の面影を残している一角の静かさと豊かさに浸った昼下がりだった。
  かきねの かきねの まがりかど
  たきびだ たきびだ おちばたき
  あたろうか あたろうよ
  しもやけ おててが もう かゆい
こんな歌だっただろうか? 
最近ではほとんど歌うことのない童謡だが、とても懐かしい故郷の匂いがする。
私の故郷は日本海側の町、舞鶴だが、東京が舞台のこの童謡を聴いても、歌っても故郷、舞鶴
の幼い頃の風景が浮かぶ。

散策は新井薬師 → 哲学堂公園 と伸びる。
当りが暗くなり、仲間の待つ会場へ急ぐ彼らと別れ私は住吉の合唱練会場へ向う。
彼らはこれから一杯やってカラオケを楽しむ会。
 
童謡 の世界から 第九 演歌+α とそれぞれの歌へと散った。  

Posted by jun1940 at 22:45Comments(2)竹笹

2010年04月27日

朱竹に「落とし文揺籃」

我家の鉢植えの朱竹は友人宅から頂いた貴重品。
一度枯れて、復活した貴重品。
先端に小さな筒状の葉に気づいたのは10日程前。
数日後、大きくなっているようだ。

笹に付いたままだから「落とし文の揺籃」。
「落とし文」とは風流な命名。
昆虫の幼虫の巣らしい。筒を作って地上に落ちるのは「落とし文」。
枝にぶら下がったままのモノは「落とし文の揺籃」。
「ゆりかご」そのもの。
親が揺籃を作って世話をしている様子はない。
自分で卵から孵ったら葉っぱを巻き付けて揺籃をつくり、笹を食べる。
大きくなったら、大きな葉に移ってまた揺籃を作る。
人様の作ったお宿をちゃっかり拝借する「ヤドカリ」より自立しているではないか!
「How toーモノ」で勉強するでもないのに!
大したものだ! と感心しはしたものの、困った!
葉脈だけの数が増えていく。
大切な朱竹がダメになる!
感心ばかりしてはいられない。
主を確認せねば! 




おとなし気な主の顔。
立ち退いて頂くことにした。
オトシブミにも「ヒメ〜、ヒゲナガ〜、エゾツククビ〜、 etc.」と幾つも検索できたが、このオトシブミがどれかは解らない。
文の中にこんな主がいたら、送り主は生涯毛嫌いされるのは明白。
文の中は美しいに限る。  

Posted by jun1940 at 14:42Comments(4)竹笹

2009年12月21日

養老渓谷の竹林’9.12.13

冷え込みの激しい朝。
青空が広がると次第に温かくなり、娘と養老渓谷へドライブすることになった。
ネットでルート検索しコピーした地図片手に娘が助手席でカーナヴィ。
私の軽にはナビは付いていないのだ。
昼頃養老渓谷入口近くに到着。峠の竹林の中に一軒の民家在り。
蕎の看板に惹かれて入る。
客の話で有名なこだわりの蕎麦屋と判明。



美味しいお蕎麦で腹ごしらえをして渓谷へ。
近道をしようとしたら山の中の畑で行き止まり。
迷いながらもなんとか渓谷入り口の駐車場に止める。
迷いの途中で「あれっ!」細めだが四方竹の竹林。
車だと止めてデジカメしづらい。止むなく通過。
ココにあるなら、又どこかにあるだろうと期待したが、再度見つける事はできなかった。

渓谷は少し紅葉が残り静寂。
日曜だが客は疎ら。
渓谷遊歩道を全部歩く人はさらに少ない。たま〜に人に逢い、2人でノンビリ歩く。
 




竹薮があるとつい覗き込む。
歩いているのでじっくり覗き込む。
覗くと出会いが訪れる。
久々に珍竹林 つまり 布袋竹の竹林。
節間が縮んで短くなっていたり、不均等に変形して亀甲竹かと思われるものもある。
千葉県は竹が多かったのだ。
また竹笹巡りもいいな〜と、春の野山歩きをしてみよう。
程よい歩きで帰途に着く。
往路で見つけておいた直販市場に立寄。
どっさり野菜をゲット。


  

Posted by jun1940 at 16:20Comments(5)竹笹

2009年12月17日

’9.1210 深大植物園ムツオレダケ

12.10 冷たい雨が一転し、快晴のうららかな師走。
友人に案内を頼んでいた深大寺散策。
植物園入り口に11:00集合。姦はデジカメ片手に植物園の外を一周。
紅葉は見事!
 

隈笹と紅葉の取り合わせはことのほか美しく、陽だまりでしばらく雰囲気に浸る。
いかにも和風の取り合わせに心が落ち着く。

深大寺は学生時代に訪れたが、その時は静かな田舎のお寺とお蕎麦やさんが逢った記憶のみ。
数年前に娘と新蕎麦を食べにきた。余りに観光地に変化していて驚いた。
植物園に入るのは初めて。
竹笹コーナーがあると知っていたら、もっと早く来ていたのだが!
まだ見た事のない竹にムツオレダケがある。
竹笹より花が好きな2人なのだが、竹笹へ付合ってもらう事にした。
そこで「ムツオレダケ」に出逢った!
何で珍しいの?と聞かれ、ここぞとばかり説明開始。

しかしもっとクッキリと節ごとに稈が折れていると想像していたのだが。
これくらいな「折れ」なら時々見かけるのでは?と思ってみたりする。
しかしムツオレダケと命名してあるのだから植物学的に普通の竹に見られる「折れ」とはちがうのだろう!
久しぶりの竹笹コーナーをゆっくりと時間をかける。
コーナーでない薮の笹にも「アズマネザサ」など札が立っているのはさすが植物園。
札の傍に竹も笹もないのは???と思っていたが、竹笹観察人さんのコメントに「枯れていた〜」とあったので納得。
開花時期にまた来てみたくなる。

広場のコウテイダリアが眩しい。
コダチダリアと書いてあった。
茎が竹に似ている!

花の仲間との深大寺散策だった。  

Posted by jun1940 at 10:04Comments(4)竹笹

2009年07月11日

元気の元は竹笹だった!

先週はなんとなく億劫ぎみで、気分一新押し入れの整理開始。
出てくる、出てくる...
資源ゴミ、不燃ゴミ、危険ゴミ〜

中に竹繊維の糸が帽子の編み方付きで一袋出てきた。
ずいぶん前に買い込んだ糸。
「竹の繊維」に興味が湧いたのだった。
さっそく帽子編み。



かぎ針を持つのは何年ぶりだろう?
竹の糸は優しい手触り。
毛100% より 手に優しい。

アクリル糸が出回りはじめた頃、鮮明な色と洗濯機可であり、安価なので何度か使った。
しかし 手に優しくはなかった。 指がささくれだって来るのだ。
今は改良されて優しくなっているのだろうが、それでもアクリル100% で編んだタワシは良く汚れが落ちるから、手の油分もとってしまうのだろう。

編み物は始めると一気に仕上げたくなる。
すぐに出来上がった。出来上がりは柔らかく心地よい。
毎日のウオーキングにいいかも。
目を詰めて編んだ方がよかったかな?
風通しがいいからまずはこれで良しとしよう!  

Posted by jun1940 at 00:48Comments(7)竹笹

2009年06月25日

’9.6.16:水の塔山、東篭の登山 

新宿7:45発→小諸→車坂峠→ 高峰温泉 バス下車
水の塔山(2202m)→東篭の登山(2227m)→池の平→三方が峰(2040m)→池の平
イワカガミ、レンゲツツジ、シャクナゲ,コマクサ... 豊富なお花のゆったりハイク。
名無し会の4人(1m+3f)。少々寂しい人数。m達は何かと忙しいらしく寂しい限り。
雨の高速道路によけいに寂しくなるがトンネルを出て小諸に入ると快晴!
車内に拍手がわき起こる。





美しい高原の花々の説明に少し立ち止まるが、黙々と歩く。
色とりどりの高原の花も興味深いが、私には登山口から始まって早々に笹が気になった。
チシマザサにクマザサ。
どちらも開花真っ盛り。
笹薮からつんつんと花をつけた茎が林状になっている。数年前笹の開花を初めてみたあと、行くところ行くところ開花していた。
そしてその後笹は枯死。
もう開花の周期は終了かと思ったのだが。
場所が違えば開花もずれるのだろう〜!


度重なると驚きも小さくなるものだが、竹笹の開花はまた別もの。

東篭の登山辺りから遠雷が無気味に響いてきた。
三方が峰に向かう途中で雨が降り出した。池の平湿原は降っても傘は落雷の恐れがあるので禁止。
横目に笹の状態を見ながら「雷恐し」で早足でパーキングのバスに戻った。

少し濡れたものの、雨期の山行にしては幸運の晴れだった。
今回は毎日旅行の山行に参加した。
願わくば名無し会の元気な仲間と次回は楽しめますように!  

Posted by jun1940 at 18:15Comments(4)竹笹

2009年05月26日

江島杉山神社で竹の話に出逢う

気温上昇と減量でどうも意気が上がらない。え〜〜い、いいっか〜! と肉系、甘いもの系〜 気を緩めたら正直な反応。
リバウンド。
5/20 (水) 気を取り戻して住吉での練習の前に森下(駅2つ)へ。
オガタマノキに花が咲いていたという友の話を聞き,森下の江島杉山神社へ参詣&探索。
都営新宿線森下から徒歩10分弱。



江島杉山神社の江が切れた写真になった。デジカメ修行不足。
コジンマリした神社。目当てのオガタマノキは参道沿いにあり、芳香が漂う筈だったが、無臭。
社の前に大きな櫻が緑鮮やか。数輪八重の花が咲いている。名残の櫻!
二礼二拍手一礼でしっかり祈願する。台に「ご自由におとり下さい」と置かれているサッシ。
サッシを頂くのだし、祈願もろもろ。お賽銭をチャラリといれる。

オガタマノキは鳥居の脇に剪定した大きな束が積まれていた。かすかに心地よく香っている気がする。

冊子には「杉山真伝流管鍼術開祖杉山検校様を祀る」とある。
綱吉公の難病を治した功に「何か望みは?」との問いに目の不自由な検校は「ただ1つ、目が欲しゅうございます。」と答えた。
それで「ここ 本所一ツ目」に領地を賜り弁財天を招来して祀る事を許された。

弁財天で修行中、石につまづき倒れたが、足に刺さるモノを取り上げると筒状になった笹の葉に松葉がくるまったものだった。
そこから細い鍼でも管に入れて使えば盲人の自分にも容易にうてるという霊感を授かって管鍼術を考案した。

オガタマノキが導いてくれた笹と松葉による霊感の故事。
数ヶ月かかって読み上げた三国志に鍼術の名手華佗(かた)や爰京(えんきょう)が興味深い人物に描かれていたのを思い出した。
紀元前の中国から徳川時代へとワープ。
日本の管鍼術の開祖に出会い、それが松竹と結びついている。
出会いとはこういう思いがけないもの。

少し気を取り戻し、また血糖値を下げるべく修行!
凡人には弁財天の祠にこもって修行するなどできない、世に役立つ事も出来ないが、我が身のコントロールくらいは続けよう。  

Posted by jun1940 at 18:23Comments(4)竹笹

2009年05月08日

'9 筍の季節3 ラッキョウヤダケ

5/5 チビコ旋風が吹き抜けた後、なおモードチェンジできず。
狭い庭の草木を整理したりうろうろ始まった。同じくチェンジ出来ないottoもウロウロ....
蔦の新芽が生命力を誇示して何にでも絡み付いている。
裏のラッキョウヤダケも蔦に負けそうになっている。
思いっきり取り払ったら、ラッキョウヤダケは筍の季節!



大きくなって皮を落とし始めているものもある。
皮の下にはすでに辣韮の体をなした新鮮な姿。
DNAで片付ければそれまでだが、体を受け継いでいる姿には目を見張る。

私のDNAは? 空恐ろしいものがある。
遺伝子全てを受け継いだらおかしくはないか?
受け継いだ者がどれかを選択するのではなかろうか?
科学的知識はないが、良き遺伝子だけ受け継がれて欲しいものだ。

筍に感心してばかりはいられない。
遺伝子を考えてもナスすべはなし。
筍を放置していたら庭がパンクする。
程々に間引く。根元からポキポキと折っていく。
折った筍を眺めていたら、茹でたての根曲り竹の筍を秋田で食べたのを思い出した。
幾つか食卓に乗せる事にした。
千切りにしてお吸い物に入れてみた。
結構な風味だった。
昨夜食して今健在だ = 大丈夫 !!!
折角顔を出す筍だ。
これからも感謝して頂くことにしよう。  

Posted by jun1940 at 11:41Comments(5)竹笹

2009年05月07日

'9 筍の季節2 三岐の竹

5/3 五月晴れ。春に竹展を見に訪れたミュージアムパーク茨城自然博物館へドライブ。
博物館で教育ジジババをする目的ではない。
広大な自然公園へお弁当をもって遊びに行くのだ。
広場に3階建て程もある巨大トランポリンドームを見つけておいた。
他にも子供達が楽しめるものが沢山ある。
大喜びでトランポリンに乗ったのはよいが、大きい分振動も巨大。チビコは動けなくなってしまった。
ジジババの誤算!
それでは...と、シートを広げて腹ごしらえ。
元気が出た所で声が楽しく伝わるマイク遊び、プラネタリウムモドキのドーム内を這い回る...
小高い丘を登ったり下ったり...
5人の大人はチビコの目線になって過ごす一日。

帰途に一言主神社にお詣りする事になった。神社が好きな息子一家。
一言だけ叶えてくれる一言主神社は809年に忽然と雪上に奇しき光と共に現れた筍が三岐の竹になったのを祀ったもの。
三竹山一言主神社である。
大昔の三肢竹を「ミマタの霊竹」としてガラスの祠に祀ってある。
本殿の前に四角に竹垣で囲われたミマタの竹がある。



以前訪れた時には筍が出ていた記憶があるが、今回は見当たらなかった。
御神籤を竹に付けない様にと札がかかっているが、すこしでも霊験を求めてか御神籤が散らばっている。

参拝には少々訳がある。
願い事はもちろんだが、不穏な出来事があったからだ。

住人の居ない舞鶴の実家に不法侵入者の痕跡があり、不気味な思いをしている。
侵入者は無人の家に夜な夜な忍び込みTVでVDを見ていた形跡があったのだ。財宝は皆無。無くなったものも思いつかない。
先日隣家から点灯の知らせを受けた。私が出た後、また入り込んだらしい。
...したらしい〜 と推測のみで確証はなく、泥棒でもないので警察沙汰にはならないだろうし、したくもない。
 
息子の方も先週駐車場に入れておいた車のガラスが壊された。
保険で修理。もちろん貴重品など置いてはいない。実害は小銭の700¥のみ。

どちらも実害はないのだが、後味が悪いことこの上無し。
では 神社で清めて頂こう〜、ということになったのだ。

静かな風格のある神社だ。  

Posted by jun1940 at 11:08Comments(4)竹笹

2009年05月05日

'9 筍の季節1

いつもの運河の土手沿いの散歩道に手入れの行き届いた竹林があります。
荒れ放題の竹林の方が多いのですが、ここだけは整然としています。
竹林の一角の蔵がギャラリーになっています。時々コンサートなどのイヴェントもあります。
まだ中は入った事がありませんが「いつか入ってみよう!」と思うだけでも楽しくなってきます。
散歩の途中にたちよって次回のイヴェント案内を覗いたりしていると元気がでます。



竹林には筍が次々と顔を出し、日に日に大きく育って行きます。
この生命力溢れる筍を見るのも散歩の楽しみです。
連休に孫が来るので散歩の帰りにスーパーで筍を買ってしました。
もうすぐ3歳の孫と剥いた筍は御飯に変身。
残りは煮付けて庭の山椒をパラパラ。  

Posted by jun1940 at 17:42Comments(7)竹笹

2009年03月24日

竹展2(刺したり、泣いたり)

竹展では懐かしいもの、珍しいものに沢山出逢えた。
珍しいものに「シチク」があった。同音だが「紫竹」は西山荘で出逢ったが、京から贈られた気品をそなえて尊ばれている竹。
同じシチクでも「刺竹」となると、穏やかではない。



鹿児島では栽培しているそうだが、沖縄以南では自生。
稈が強いので沖縄では建築材料や土木工事用として使用されるので栽培している。
トゲトゲして身を守っている竹。厳しい自然界で闘っているうちに強い稈になり棘をつけたのだろう。

一方 ひたすら泣いている竹もある。種類から言うとシチクと同様バンブーだ。
地下を這って条件の良い場所で芽をだすわけいはいかない株で増えるバンブー。
だから 人間に貴重品として観賞されるか、戦闘的になるか、泣くしか無いのだ。
その名は「メキシカンウイーピングバンブー :Mexican -weeping-bamboo



京都の洛西竹林公園の玄関脇に40〜50cmの丈の鉢植えで初対面した。
小さくて細い葉がか弱気に下を向き、いかにも泣いている風情だった記憶がある。
最近名前はすぐ忘れるのだが、このウイーピングバンブは忘れない。
茨城県自然博物館では150cmはあると思われる鉢植えだった。

棘で威嚇しようがショボショボと泣こうが、竹の勝っ手。
しかし 植物も人間と同じであるような気がしてくる。
しかし 人ならどちらが強いだろう?
四方八方に噛み付い手いるより、泣いている方が生き延びるのかもしれない。

いや どちらも生命力の現れなのだろう。  

Posted by jun1940 at 10:36Comments(4)竹笹

2009年03月19日

茨城県立自然博物館:竹展

カタカゴさんの推薦「竹展」に出かけた。
暖かい春日の日曜日。ottoも娘も巻き込んで約30Kmのドライブ。
カーナビに「茨城県自然博物館」が出て来ない。娘の携帯で道路案内検索すると「ミュージアムパーク...」となっている。
道路案内表示が道中分り易くなっていた。茨城県にしてはサービス的!



駐車場はほぼ満車。親子連れや若者で溢れている。
建物の中は子供も大人も楽しめる様になっていた。入場者が増える筈だ。
博物館は菅生沼も含み、広大な公園になっている。

竹展は館内。入口では少々がっかりしたが、種類も多く、説明もあり十分に楽しめた。
何よりも、以前から対面したいと願っていたラセツチク、シボチク、ソロバンタケに出逢えた。



節が算盤の玉の形をしているソロバンチク、節間が縦に皺の寄ったシボチク。
珍しい竹。
最も見たかったラセツチクにも出逢えたのは幸い。
節が螺旋系にぐるぐる巻き上がっている。枝も斜めに巻きながら出ている。




鹿児島県南部以南に分布する異形中の異形。
同じ竹でありながらこんなにも種類がある。何かの原因で変種が生まれて来たのだ。

展示用に小振になっているのはさもありなんと思うが、小さな鉢植えで見た種類が大きな竹で展示されているものもあった。
「〜竹」だろうと推測しながらブログにアップしたものが名札で名前が確認できると「ピンポ〜〜〜ン」と頭の中でベルがなる。
売店で内村悦三著「タケ.ササ図鑑」を購入。  

Posted by jun1940 at 14:49Comments(10)竹笹

2009年03月11日

帝釈天から百花園

花の仲間の例会は帝釈天→向島百花園
雨予報だったが晴女の威力で薄日の早春。気温は低いが柴又で集合。
お馴染みの寅さんの町。随分観光地的変化をしていた。



人影のない参道が整備された変化をことさらに感じさせる。
帝釈天は日蓮宗経栄山題経寺。本堂の周りの彫刻が素晴しい。
ガラス張りの立派な拝観路が出来ていた。
花の仲間は彫刻の中の植物に目が行く。地理や季節など納得したり???になったり。
賑やかな拝観となった。

大庭園への入場受付ミスに大黒さん(寺の奥方)が大変恐縮なさり、丁寧な案内を受ける事になった。「素晴しいお庭+ 心ある応対」に仲間はスッカリ帝釈天のファンになった。
季節を変えて再訪することになった。
満足気分でランチの後は寅さんのお店でお団子のデザート。
電車移動で向島百花園に向った。




ヒカンザクラが満開。竹の筒に耳をつけスイキンクツの音を楽しむ。
花の少ない季節だが珍しいスズカカンアオイに出逢った。
華々しくは決して無いが、なんとなく注目してしまう花だ。



冷たい小雨が落ちて来た。
最近竹笹にもブログにも数歩ひいている私に待っていた竹があった。
他の樹木や草花にはネームプレートがあるところが多いが竹笹にはほとんどない。
ここにはネームプレート付きの竹「タイミンチク」が待っていた。



大明竹。別名「通糸竹」 細長い葉に捻れ傾向があるから。
株立ちだからアチコチに根で伸びて広がる事はない。
メダケ属の常緑ササ類。
竹なのになんでササ? 学者が分類したのだから理由があるのだろう。
一度見たいと思い続けている竹笹にラセツチクがあるが、タイミンチクの変種らしい。
節が螺旋状に巻いている。行ってみたい所が増えた!
鹿児島知覧町で発見されたとか。

竹笹を調べていたら少し元気が出て来た。
タイミンチクに乾杯!  

Posted by jun1940 at 11:40Comments(6)竹笹

2009年01月25日

子供動物公園 ’9/01/16

1/16 植物の仲間が珍しい「ハダカデバネズミ」なる生き物に会いに行くことになった。
花の仲間だが、花と付合っていると実も葉も気になってくる。そして植物と関係する生き物にも興味がわいてくる。四季折々に自然観察をしながら語り合う仲間。
数名のオバさん達は勇んで子供動物園に向かった。
広大な自然動物園にほとんど人影なし。




高原ウオーキング気分。
森林の中は暖かく、放し飼いのマーラが日向ボッコ。人の気配に逃げる様子も無い。



しかし日影は正真正銘の1月。厚い霜柱が柔らかい土を持ち上げている。
目当てのハダカデバネズミのいる小動物コーナーはアッと驚く竹笹コーナーでもあった。
オカメザサ、アズマネザサ、... そしてクロチク林にキンメイチク林。




久々の竹笹!
そうだ! 私は竹笹ーfeverにかかっていた筈だったのだ! ヤミツキだった熱が再発!
そんな懐かしい我がfeverに更に油を注いだものに出逢った!
仲間はハダカデバネズミに夢中になっていたが、私は「コタケネズミ」の文字に釘付け。
何枚もデジカメした。メニューの「ガラス越し」を選択してデジカメ。
あ〜〜、残念。 無念! 
コタケネズミは竹笹薮の落ち葉の下に巣を作り笹や筍を食べて生きているのだ。
ケースの中の笹の葉の中に潜っていて出て来ない。


説明の写真がまた可愛らしい。

残念だけれど欲を出すまい。
竹笹を餌にする動物がいた事を知ったではないか!

何かにアンテナを張っていると関連する思わぬ出会いがある。
知ってどうなるものでもないが嬉しいトキメキがある。
竹笹に嵌って何年になるだろう?
竹笹の種類、虫、病気、そして園芸から工芸品、まつわる様々な言い伝え...
誰かが何かを教えてくれる、導いてくれる〜〜〜。
不思議な出会いである。
まだまだアンテナを張り続けよう。  

Posted by jun1940 at 22:41Comments(3)竹笹

2008年09月16日

秋の八甲田2ー笹の実

9/6 8:00 酸ケ湯出発 快晴。



宿から数分 2つ目の鳥居脇から登山道に入る。
緊張気味に登る。
右にガレバを見る、後半分。

仲良し母娘が軽々と追い越して登って行く。
急傾斜の岩場に覚悟を改めて一休み。全員が大岳山頂を目指すことになった。
下のガレバに目が慣れて給水していると、あっ! 目前の笹薮が!



固く実を結んだチシマザサ。 八甲田山中の笹もこの夏に開花したのだ!
懐かしい友に出逢ったような寛ぎを覚える。「あ〜、40年周期の貴重な現象にまたお目にかかれた!」と。


その中に異常に太い芽が突き出ている。なんだろう?????
花芽を膨らませているにしては季節が合わない。もう結実しているのだから。



なんだ? ナンダ?...といぶかりながらデジカメだけ。 後で気づいた! 中を見れば良かったんだ!

最後の登りは結構な登り。黙々と山頂を目指す。
山頂はガスに包まれている。



昼食を取り時間を稼ぐが、晴れない。微かな青空のかけらに望みを託して360度のパノラマの絶景を待ったが〜。
湧き出る雲に雨を怖れ、早々に下山。
あの急斜面の岩場で滑ったら危険だ!

山頂ではパノラマは逃したが、小さな紫の花をゲット。

ミヤマリンドウの可憐な姿だった。
  

Posted by jun1940 at 14:43Comments(6)竹笹

2008年09月03日

朱竹の三徳はさらに追加

朱竹の根っ子は2本 何かを探し求めているポーズ。
筍は曲らないし、色も違うのできっと根っ子にちがいない。
この2本の根っ子が更にハーブを2個運んでくれた。



とはいえ、実はおニューTV にオマケがついていたのだ。
家族数だけ記念品引換券を下さるというので正直にottoは3枚もらってきた。
日曜日に柏のビックカメラで買い物もありついでに記念品を〜と娘と出かけた。
TVのコード、私のMDの電源アダプター ... etc, 面倒な数字や種類を言われても解らないので娘と出かけた。
どうも 最近店の人にあれこれ詳細を尋ねられると訳がわからなくなるのだ。自力で買い物をする中高年には頭が下がる。
時間があると時々家電ショップを散策するが、雑踏と騒音。
日本語なのに分からない言葉が溢れている。英語の様で英語でない、あれは何語?
 宇宙人になった気分でクタクタになる。

植物は確実に地球にあり、沈黙で語りかける。
また植物が2種 家族に加わる。


本題の記念品はハーブの種2種。 ローマンカモミールとパセリ。


エコ材料の紙製の植木鉢に土。
朱竹とどこで繋がっているのかと問われると、これまた訳が分からなくなるのだが、ひたすら朱竹の吉祥を信じる勘だ。
信じていなかったら、きっと記念品はティッシュペーパーだったに違いない。
これも勘だが。

引き合え券は3枚頂いたが記念品は2つ。
ottoは行かなかったのだ。 3枚もっていったらきっと3個下さったと思われるが...。
福は 欲張ってはいけないのだ。代理で福を頂いてはいけないと思うのだ。
1/3 は次の吉祥に残しておこう。
こんなことを思っていると古いTVが壊れたこともヨキコトの兆しだったような気がしてくる。
  そして 朱竹に感謝!  

Posted by jun1940 at 23:19Comments(8)竹笹

2008年08月30日

外は豪雨:内は紅寒竹ー’8.8/30

8/17 雨の中を帰ってきてから、連日の断続的豪雨&雷雨。
落雷もありで、PCはしょっちゅう電源を切る。
緊急連絡チェックして急いでoff。
いまも外は豪雨。柏、流山、野田市に大雨洪水警報が出ている。
空の水分がみんなここに落ちてくるのではないかと思われるくらいだ。

家の中に紅寒竹を取り込んだ。
友人からもらった大切な紅寒竹。つまり 朱竹。
吉祥の象徴ー寿徳、福徳、財徳なので特に大事にしている。



庭の辣韮竹は朝 葉先に水滴が滴っている。夜露だろうと思っていたのだが。
鉢植えの朱竹は今家の中だから、夜露は当らない筈。
だけど 水滴がついている。



小さな細い葉に小さな水滴が光っている。
不思議な風景。
美しい風景。

そして二本 根っ子だか筍だか不思議なモノが顔を出している。
調べてみたが、解らない。
不思議で可愛らしくて憎めない根っ子!



今朝は朱竹に思い入れをして始まった。
吉祥の象徴のお陰だろうか? いろいろあった一日だった。

吉と取るか凶と取るか、モノは考え様なのだが。

また雷様! 途中で 明日に持ち越し...。
急いでアップしてoff!  

Posted by jun1940 at 23:27Comments(0)竹笹

2008年07月07日

笹情報ゲット!

すでにアップした写真ですが、謎の答えを竹笹情報館からいただきました!



以下にコピペします。

  ご返信が遅くなりました。

  添付画像の白いものはカビの一種です。
  当園でも被病しているものが少しあります。
  まだ、菌名や病名などはわかりませんが、斑入り、害虫ではありません。

  ネットの検索で、貴ホームページにヒットし、以前にも何度か拝見したことがあります。
  今後も竹笹の話題・情報をお願い致します。楽しみにしております。

  何かご質問などございましたら、いつでもメール下さいませ。

モヤモヤがすっきりして嬉しい!
素人の謎に丁寧な解答をいただき、竹笹ーfeverに拍車がかかります。
ありがとうございました!

それにしても純白の美しいカビです。  

Posted by jun1940 at 10:36Comments(4)竹笹

2008年07月01日

笹森山はチシマザサ開花!

6/26 縦走コース (興奮気味で画像処理したら6/25にしてしまった!)

    八合目登山口→笹森山→湯森山→宿岩→笊森山(1541m)→乳頭山→黒湯温泉
    快晴。 早朝出発。
雪渓を歩き笹森山に回り込む。


最後の目的「乳頭山」を遥か彼方に眺めながら笹森山で一呼吸。



Ms.K は引き返し、仲間6人での縦走コース。
一列で進むが笹が呼びかける!
笹森山は一面のささの群生。
チシマザサの群生。前夜の一品ネマガリダケはチシマザサの筍。
昨年は秋田駒で枯死していたチシマザサ。その前の2年間は一面の開花だった!
小影山は新鮮なチシマザサだったが、 笹森山は様子が違う!

老眼&近眼の我が目を近づけると、あ〜〜〜、一面の開花ではないか!

まだ蕾のもの、2mm程の微かな穂を出してそよ風に揺れているもの、すでに穂を落とし結実したもの。
濃い茶紫の鞘で辺が黒っぽくみえる。
もう秋田駒の開花も枯死も終了したと思っていたが、ここは今年開花だのだ。
来年は枯死しネマガリダケの筍は出ないだろう。
開花周期は40年程だろうといわれているので、一昨年まで見た全国的な開花はもう私は見る事はないだろうと思っていたのに。
群落全体が開花し結実して後、枯死する。



周期を1つ長生きしたような寂しさ、また枯死を見るのかもしれない寂しさで脚が止まってしまった。
シンガリのKちゃんが「笹の花見つけたんだ!」と穏やかに笑いながら気長に付合ってくれた。

前夜の筍が思い出される。
ネマガリダケ=チシマザサ=細竹=姫竹=スズコ  別名は沢山あるがスタミナ山菜と呼ばれる筍。
チロシン、アスパラギン酸、その他沢山の要素を含む筍。
食物繊維は100gでレタス25枚分に相当する。
昨夜はレタスを何枚食べた事になるのだろう。
筍に思いを馳せながら、仲間に追いつく。
   

Posted by jun1940 at 21:32Comments(8)竹笹