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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2008年09月15日

八甲田山行−2

山から帰って来て随分経った気がする。日々の雑事に追加アップもせず感慨が薄れるかと思っていたが。
幾つかの記憶だけがマスマス鮮明になってくる。
先ずは田茂萢から毛無岱へと大岳を「明日は登るんだ〜」と見上げながら歩いたこと。
登る前は「あ〜 あんな高い頂上に 〜」という畏怖の念で一杯になる。
そして下山後は「あ〜 登れた。神様 ありがとう!」 と感謝の念で熱くなる。


時が流れた今、 両方の念と風景がぐ〜〜〜と押し寄せてくる。

no 2 は 青空と白い雲の中に誰かが浮かばせた一艘の笹舟。沼面にも空中にも浮かぶ不思議な風景。
若いカップルが夢を載せて浮かべたのだろうか? 来し方への想い出の中に彷徨した人が密かに浮かべたのだろうか?



この風景の作者は遥かな地からバアさんの心に様々な思いを舟に載せようとしているなんて夢にも思わないことだろう。

no 3


後一下りだ...と眼下に酸ケ湯の姿が入ったときの心地よい疲労感。

no 4  
 
アザミに似た多分タムラソウだと思われる草花がチシマザサの中に紫色でアクセントを付けていた。
そして頭上にタワワなオオカメノキの真っ赤な実。
大樹になっていても実のないもの、紅葉しているもの... 自由気ままなマイペースのオオカメノキだった。

つまるところ 自分の思い入れの残る風景がその思い入れの分余計に強力な印象として深まって行くのだろう。  

Posted by jun1940 at 13:22Comments(6)山と植物