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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2008年10月25日

ウイーンとチェコへ演奏の旅−4(ステファン大聖堂でミサ曲)

練習後ホテルに戻った中で夕食のoptional を申し込まなかった我々はホテルで夕食をし、早く身体を休めることにした。
乾杯程度のビールにdinnerのコース。

銀ピカの蓋の着いたmain dish に感激し、optionalの1/3の代金に更に幸せになる面々。美味しいウイーンの夜だった。
早々に床につき、翌朝は集合前にホテルの周囲を廻る。
ベルヴェデーレ宮殿に隣接したオーストリア トレンド サヴォエン なるホテルだが、宮殿の入り口には程遠い。
10年以上も昔歩いた庭園を歩こうと楽しみにしていたが、とにかく広くて大きくて断念。
周りの様子確認に終わる。



8:30 バス出発。
寒風に身を引き締めステファン大聖堂を見上げ、聖堂の中で聖歌隊の場所を確認。
 画面クリックして下さい

聖職者の音楽関係の方が現れ、聖職者の学校やofficeである向かいのビルに入る。
沈黙の建物の中。無駄口は禁物。4fのリハーサルルームまで階段を登る。
驚いたのは「聖職者はこのビルでは原則としてお手洗いにいかない」とのこと!
練習でミサ曲が室外に流れるのは no problem。
大聖堂の地下深く清らかな水が流れ、その霊気を頂くと清らかな演奏が出来るのだそうだ。



緊張したり救われたり、不思議な雰囲気に満ちた我ら聖歌隊は12:45〜ミサ曲を唱う。
Arcadelt: Ave Maria
Heiller : Missa
Bach : Jesus bleibet meine Freude
Poulanc : Ave Verum Corpus
松下 耕:Ave Maria
Mozart : Ave Verum Corpus
a cappella(アカペラ)に怯えていた我々だったが、大成功!
ハモッタ 響きが聖堂の空に舞い上がるのを体感するあの快感は最高の幸せだった。
唱いながら祈りがこみ上げてくる。クリスチャンではないのに熱いものがこみ上げてくる。
なんだ? ナンダ? これはなんだ? と思いつつ祈りの中に入って行く。

先生が認定書を授与され、いつも厳しい表情をしていたこの企画の担当者が声を詰まらせたのには驚いた。
クールそのものの音楽家である彼の目に溢れるものを見て「ヤッパリ成功だったのだ!」と胸を撫で下ろし、みんなで抱き合った。

ステファンからのレセプションを受け、長く厳しかった練習がこの日の喜びに結びついたことを感謝した。
先生達、友達、そして 旅立ちを喜んでくれた家族 みんなみんな ありがとう!
15:00 自由解散。
気の逢う仲間6人でウイーンの街を歩くんだ!  

Posted by jun1940 at 17:30Comments(8)音楽