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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2010年03月07日

'10_3_2 故郷を歩く

早朝 西舞鶴へ。
懐かしい城下町を歩いて父の眠る瑞光寺へ。
高野川にかかる竹屋橋を渡る。
昔 竹屋が沢山あった一角だろう。二の丸、三の丸はじめ、職人町、紺屋町(こやまち)、... 昔の生活を彷彿させる地名が残っている。
瑞光寺は当然「寺内(じない)」にある。大抵の寺は町の西の山にあるが、瑞光寺は浄土真宗だから町中にある。
竹屋町ではどんな竹が商われていたのだろう?

細川幽斎の田辺城は公園として、藩校は明倫小学校として残っている。
公園は隅々まで子供の遊び場だったが、現在では重要文化財とか、危険とか札が立ち他人行儀のよそよそしさを感じる。
古今伝授の碑が建つ築山の傍の池の周りは椿が盛り。

 

公園を出て少し歩くと教会がある。
細川ガラシャ夫人は歴史に残るクリスチャン。
町には当時教会は在ったらしいが、禁制時代の隠れキリシタン関係の史跡は見つからないらしい。
ガラシャ夫人が匿われたのは丹後半島の山中。
宮津市になるが、宮津にも昔からカトリックの教会がある。
 
舞鶴の教会は友達の親が堂守だったとおもうのだが、この教会の敷地内に住んでいたので楽しいく、神秘的な遊び場所だった。
公園より教会の方が小学生には絵を描くのに楽しい場所でもあった。
唯一の高い建物だった塔だが、いまでは塔より高い建物に埋もれている。
戦後初めて買ってもらった24色のクレパスで写生をした事を思い出す。
想い出に浸りながら午後はゆっくり母と過ごす。  

Posted by jun1940 at 19:47Comments(6)舞鶴

2010年03月05日

'100301_舞鶴は早春

東海道新幹線で京都で乗り換え、昼前に西舞鶴着。
ランチをして母の待つ五老ケ岳の麓へ向う。
リュックを背負って山歩きスタイル。
30分バスを待つより懐かしい町を歩こう。

伊佐津川にはカモメ、鴨、白鷺、ゴイサギ... 野鳥が様々に群れる。
河口近くだからカモメもいるのだ。
ゴイサギが一羽離れて立つ。
橋を渡る度に出逢うその姿はいつも父を思い出す。
「おう、来てくれたか!」と言っている声が聞こえて来る。



倉谷口から左に折れ、五老ケ岳頂上の展望台を眺めながら坂道を上る。
あれっ! 施設の前の笹薮が呼んでいる。
何年も前から度々訪れている施設だが、笹薮が呼んでいるのは初めての事。
背丈以上に伸びたチシマザサが開花しているではないか!

昨年は新年早々から肺炎で入院して、その後次々施設やセンターを回された。
結局5回の移動で以前いたこの施設に戻って来られた。
「お母ちゃん、私にこの開花を見せたかったんと違う?」...などと妄想に浸りながらデジカメ。
数年来竹笹の開花に出逢ってきたが、五老ケ岳の麓で開花を見た事はなかった。
足下には白い昔ながらのタンポポ。
このタンポポをみるとホッとする。

母に笹の開花、タンポポの開花、孫(母には曾孫)達の報告をする。
  

Posted by jun1940 at 18:31Comments(2)舞鶴