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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2014年09月08日

乳癌手術→退院

8/29 国立癌研究センター東病院入院。付き添いは夫と娘。
6Fの窓から柏の葉のスタジアムを見下ろす。

説明、各種書類に署名、各種測定...  
そして5時過ぎには「土日に検査はありませんから。日曜夜迄外泊どうぞ!」と。
売店でホスビタブルロング Lベージュと パット1セット、曲るストローなど購入して外泊=帰宅。

つまり縫い目やタグが外にある、傷跡を保護するブラジャーとパット(カップ)。治療を受け易いように前開き。
聖路加で教えていたときホスピタブルロング(hospitable-long)なんて単語はあったかな?...商品名だろう。
看護英語のGlossaryを探したが見つからなかった。
9/1 手術前日。
5:00 リストバンド着装。リストバンドのバーコードで私のデータはPC画面に出るのだ。
7:55 Dr.W 直前の回診。
8:00 シンチ室。Dr.Wと技師による検査。
9:45 担当看護師来室。 点滴の為の血管を調べる。
10:05 術前説明看護士来室。
11:00 シャワー。
ランチ
2:40 再度シンチ室。 X-ray 25分後 術部マーク付け。
6:30 Dr.W の説明。全データをもとに手術の内容を危険性も含めて説明と承諾サイン。夫と娘に任せる。本人は冷静なつもりでも理解力半減。それに詳細を理解したからといって結果にはほぼ無関係じゃないか? ... と開きなおり「医学と医者と運に身を委ねる」。

入院食でも3食常食で栄養タップリ。(3日後体重増に驚愕!)


9/2 手術日当日
8:30 手術室...  麻酔でホンワカしたなと思った後... 名前を呼ばれる迄意識無し。
     順調に覚醒。予想外に痛みがない。
夕には点滴付けて歩いてユックリ、ユックリ トイレ。
右乳房全摘だが、真っ直ぐ歩ける! 平衡感覚に関係ないのだ!
2日目からリハビリ体操一日三回、シャワー(自分で予約表に記入し、自分でシャワーする)。
朝夕 Dr回診。
担当看護師 何度もチェックしバソコンにデータを打ち込む。

入院中は毎朝5時に目覚めると、朝食まで持ち込んだ音楽を繰り返し繰り返し聴く。
次第に聴く順番が定着するのに気がついた。


朝一は吉川武典のトロンボーン。CD一枚のトータルタイム=71:45
高橋圭子作曲「風花賛礼」 トロンボーンと三輪郁のピアノが心を包んでくれる。
今朝の命ある私をゆったりと包み込み、この世界に漂わせてくれる... 「あ〜 朝を迎えた... ありがとう!」
2曲目はフランク「ヴァイオリンソナタ イ長調」
美しい聴き慣れたソナタ。健康に生活している時はこの哀しみのヴァイオリンの音が大好きで、惹かれて浸っていたのだ。しかし不安を抱えた病床にあってはヴァイオリンの演奏では繰り返して聴きたくはなかっただろう。
ところが、トロンボーンは哀しみの向こうに救い、暖かい光があると語りかけてくれている気がする。だから目覚めると聴きたくなる。トロンボーンの音に包み込んで欲しくなる。楽器の音色だろうか?演奏者の吉川氏を個人的には全く知らないが、きっとこういう音色のお人柄なのだろう。

そしてアッペルモント「カラーズ」で一緒にノリに乗る。Redには特に元気の「気」を吹き込まれて、「楽しくしようぜ! 快復しよう、きっと快復する!」と歌いたくなる。
... そして 今日の一日が始まる。

昼間はその他のお気に入りを次々聴きまくる。

... そして 消灯... 一日の無事と快復に感謝しながら、再びトロンボーン の音色にすっぽりくるまって、明日を祈る。 




  

Posted by jun1940 at 19:56Comments(3)乳癌