さぽろぐ

自然  |その他の都道府県・海外

ログインヘルプ


2010年10月30日

天の橋立:成相寺

10/23 天の橋立を一度みたいとのMr.Kを案内して朝出発。
「カミサンのテリトリーだ」というのでハンドルを握る事になった。
舞鶴から由良川を渡ると右に青々と広がる大海原を見ながら安寿と厨子王の伝説、由良の戸や大江山を歌った百人一首等紹介しながら走る。
JR天の橋立駅近くの民宿に車を預け、白砂の松並木へ向う。3.6km歩く前に文珠山にお参り。
山仲間のMr.K だから歩く事にした。
3.6kの松並木を歩き元伊勢神社にお参り。
「君が代」に出て来る「さざれいし」をゲット。天の橋立:成相寺
産霊石、神生み岩 とも呼ばれる天然記念物。
実物を見ないと「きみが〜よ〜は 千代に八千代に さざれいしの 巌となりて〜」などと
歌っても何ことか解らない。小さな石が大きな岩となる??? SFか? と思うだろう。

ケーブルで展望台まで高度稼ぎ。
観光客で賑わう展望台は今様の股覗き台が幾つか出来ていて、記念写真を撮る人が順番待ち。
雑踏を避け少し登ると昔々のお店と股覗きの元祖の石の台が残っていた。天の橋立:成相寺
リッチだったおじいさまが建てた別荘が店の裏に今も残っている。
三代目の店主も既に高齢者。
しばし昔話を楽しむ。
成相寺の突かずの鐘を思い出して聞いてみた。今もあるそうだ。鐘を突くと里には赤ちゃんの泣き声が響くので以後突かなくなったという鐘だ。

50〜60分で登れると聞いて、せっかくだから成相寺まで歩くことにした。
小学生のころ遠足で登ったが、苦しかったとか遠かったとは記憶に全くない。
戦争中に鉄は供出したので、戦後しばらくレールのないケーブルカーの道だった。
つまり海抜0から寺まで登ったのだ。
観光用にミニバスが往復するので舗装道路になっているのが歩くにはやや辛いが40分かからずに寺に着く。
成相山は569m の低い山だが、人里離れた山の中の成相寺。
有名な五重塔が装いも新しく紅葉し始めた山の風景の中に聳える。
天の橋立:成相寺
途中のチシマザサの緑が美しかった。新鮮な緑が印象的で気になり下りはもしや?と観察。
やはり枯死した後の若い笹だった。
2〜3年開花がつづいたのだろう。すでに実が落ちてしまった茎が枯れた笹薮の中に沢山つったっている。天の橋立:成相寺

下山して文珠様の山門前の「元祖〜」と古い看板のお店に座り「智恵の餅」を頂く。
伊勢の赤福とそっくりのお餅だ。
民宿にMr.Kを残し、舞鶴への帰途に着く。
母を施設に見舞い、昔懐かしい橋立の様子を話す。
天の橋立の内海に面した縮緬の街に生まれた母は私の話をききながら一世紀近く昔の天の橋立の景色を思い浮かべている事だろう。


あなたにおススメの記事

同じカテゴリー()の記事画像
下呂旅2日目合掌村
After Cafe-Line合宿は大空の下
父の13回忌旅3 琵琶湖の竹生島⇒彦根城
父の13回忌旅は橋立⇒舞鶴⇒彦根:1
'18年名無し会:忘年万寿の旅
'18.10:常磐会:2日目:花貫渓谷⇒御岩神社⇒那珂湊港
同じカテゴリー()の記事
 下呂旅2日目合掌村 (2019-11-20 10:42)
 After Cafe-Line合宿は大空の下 (2019-11-07 09:31)
 父の13回忌旅3 琵琶湖の竹生島⇒彦根城 (2019-10-21 11:13)
 父の13回忌旅は橋立⇒舞鶴⇒彦根:1 (2019-10-19 11:27)
 '18年名無し会:忘年万寿の旅 (2018-12-05 10:21)
 '18.10:常磐会:2日目:花貫渓谷⇒御岩神社⇒那珂湊港 (2018-11-14 09:43)
Posted by jun1940 at 15:23│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
天の橋立:成相寺
    コメント(0)