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2010年12月02日

運河の秋はドイツリード

秋たけなわの利根運河。
抜けるような青空。
利根川に向い筑波山を眺め、江戸川に向い富士山が見える。
ドングリが砂利道かと思われるくらい靴の下でシャリシャリと鳴る。運河の秋はドイツリード

初秋にはドイツレクイエムを練習しながらのウオークだったが、このところ趣旨替え。
2週間程前にO先生のリサイタルでシューマンの「詩人の恋」聴いたり、Birthday-Partyで聴いたりしたあと「素敵だわ〜」と友達にいったらリーダークライスと詩人の恋をいただいた。
約一時間のウオークはそれを聴く。
最初は32曲がなんとなく流れる。
そしてそれぞれの違いが感知出来る。
そして「これ いいな〜」と思う曲が心に残る。
そして「いいな〜」と思う曲の前奏が始まるのが楽しみになる。
ドイツ語だからほとんど理解出来ないが、知っている単語からなんとなく「こんなことをを歌っているのだろう」と想像出来るようになる。
今練習中のイタリア歌曲集とは全く別の世界に入りこむ。
まだ「歌ってみたいな〜」というより、「聴いていたいな〜」と気分で楽しむ。
秋の運河の風景ととてもよくマッチする。
MDにコマーシャルソングの「この木何の木」を入れてこれも数回きいたが、日本語のよく理解出来る事この上無し。

「入れる」というのは左手でMDを操作し、ページをめくりながら、右手でピアノをたたきながら歌う。
Altの旋律だけでは入りが解らないから仲良くすべきパートも加えて鍵盤を叩く。
時々「しまった!」と悔やむ声も入ったりするが...
左手の操作とページめくりが歳とともにぶきっちょになってきた。

「この木何の木〜」はまったく悩む事なく情景が描ける。物語も描ける。
言葉がわかるとはありがたいものだ。
シューマンのおかげである。すっかり覚えてしまった。
暗譜しなければ!と義務感で練習しても覚えられないだろう。
解らないドイツ語のリードの間に聞くから「理解→暗譜」も結果になったのだ。
意味が分かることがひどく新鮮に思えたのだ。

暗譜したら運河ウオークではシューマン only に戻った。
MDで流れるシューマン、O(オー)先生のシューマン、それぞれのシューマンだ。
それに数年前 合唱団の◎先生のリサイタルでやはりシューマンを聴いた。
お二人の味のあるシューマンが記憶の中から響いて来でMDの音と重なる。

◎(マル)先生もO先生もテナー。どちらも信じられない熱心さでレッスンなさる。
いつも「なるほど〜」と納得しながら「自分は彼らの歳でこんなに熱意をもって教えていただろうか?」と30代を振り返る事もしばしば。






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Posted by jun1940 at 23:10│Comments(0)利根運河
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