'9. 常陸太田のお盆

jun1940

2009年08月20日 12:18

8/13 仏壇を飾り、お墓へご先祖様の霊をお迎えに行く。
ottoの弟達4人がそれぞれ家族を連れて来宅。
卒塔婆、花、水、線香、メハジキ... お盆グッズを持って皆で果樹園の道を歩く。
日照時間の不足にも関わらず豊穣の香り。
稲の匂いは格別の心豊かさを覚える。
昔程イナゴがいないようだが、香りは懐かしい稲の穂。
本宅では後継者が丹誠込めた作物はデヴー作!
ブドウも梨もしっかりと実がしまっている。
美味しいデヴュー作だった。





嫁いで以来40年以上続くこの行事。
歩く親族は年と共に変化して行く。
両親その他はもちろんだが、新盆の義姉が懐かしく思い出される。

墓参への道も田んぼのあぜ道がいつの間にか舗装され車も通れる様になった。
源氏川土手の我家の馬頭さん(馬を葬った所)も舗装道路。

人も変われば山河も変わる。
シミジミと振り返る過去の景色。
不景気と言えども皆が昔より豊になっている。
家族達は帰途に着き、ottoの兄弟4人で来し方、今のあり方、... 夜のふけるのも忘れて語り続ける。
酒量が減ったが、語りたい事は増えたようだ。
皆が違う顔形だったが、いつの間にか兄弟は舅の相似形をしてきた。
DNA と言って済ませればそれまでだが、不思議なものだ。

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