トナカイオペラの後

jun1940

2008年02月26日 18:36

仲間10人余りで秋葉原にあるトナカイオペラに出かけた。
学者で様々な仕事をしている素晴しく優秀な友人の誘いだ。
いろんなイヴェントをサポートし学術、芸術のために尽力している彼女。
二期会の若い音楽家の「魔笛」を舞台の側でコーヒーを頂きながら観賞しようとのこと。
仲間はすぐ乗った!



字幕付きだから何を唱っているのか良く解り、知ったかぶりしなくても楽しめる。
テーブルの間も舞台になる。
呼吸、顔の筋肉、姿勢〜 なにもかもよく見える。
合唱の練習で常日頃言われている事を思い出しながら十分に観察できて、観賞にオマケ付きのひと時だった。
オペラの後お茶をしても夜の練習には時間がある。
秋葉原のヨドバシカメラに入った。
人、人、人...。 音、音、音。
4Fのオーディオコーナーに辿りついてはみたが、余にも多種多様の溢れる商品。
何が何だかわからない。
なんとなく、壊れたMDの相談をしても自分でも質問の内容が分からない。
用語が分からない、知識もない。日進月歩の電気製品に付いて行けない。
店員のお兄さんもきっと分けの解らない白髪の婆さんが分けの解らない事を聴く〜 と困ったに違いない。
ドギマギしてアガル必要は何もないのにアガル。
気がついたら疲れ果てていた。

普段は練習にMD-playerを持参するが、買うなんて高等な作業は出来ず、player無しで練習会場に向かった。
忘れ物をしたような心細い2時間半だった。
昨夜娘にこぼすと「適当なのみつくろってきたげようか?」と来た。
〜〜〜、と理屈にならない理屈で申し出を辞退した。
今日は何としてもゲットするんだ! と息巻いて近くの大型家電スーパーへ走った。
少々心細いのでottoを誘ったら付いて来てくれた。
結局本体が壊れているらしいと判明。

晴れておニューをゲット。
もうMDの生産はSony のみらしい。すでに新しい機器が出回っているのだ。
「ご年配の方々がテープとかMDのplayerをお買い求めに〜〜」と説明された。
つまり私はゴネンパイの典型なのだ。
内心「あら 私はテープなんて古いもの使わないわ! 私はMDよ!」と叫んでみるが時代に乗り遅れている事には変わりがない。
金額の10%出せば保証期間が5年に延びると勧められたが断った。
5年先なんてMD知ってる若い店員なんていないんじゃない? ...と。
こんな意地っ張りもまた「ゴネンパイ」の象徴。


娘から自立するつもりだったが、ottoの差し出す「ポイントカード溜ってるよ」でチャッカリ定価の2/3を有難く支払った。
つまり MDは 2/3 ottoに依存することになった。
バアさんには大変な一日だった。
関連記事