’9.7.20 サイカチ

jun1940

2009年08月10日 14:46

先月の真夏日、花の仲間と野鳥公園を訪れた。
モノレールの流通センターで下車。広い道路を大型車が走る人口の島を数分歩くと野鳥公園。
建設途中の夢の島を思い浮かべるが、信じられない緑溢れる緑地帯。
野鳥を見に行ったのだが、入場直後トゲトゲの大樹に釘付けになった。
植物博士によるとその名は「サイカチ」。漢字は「槐」
鋭い角を全体に生やしている「鬼の木」。巧く漢字を当てたものだ。



幹にも枝にも鋭く大きな棘が無数に突き出している。
デジカメしながらもこんな棘棘の木では危ないではないか?
何故この木が植えてるのだろう? と不思議だった。
本来なら来月くらいではないかと思うがすでに大きなマメ(莢:キョウ)が実っている。

net-surf して納得。
貴重な樹木だったのだ!
マメ科の落葉高木。春に黄色い花が咲くらしい。
棘は漢方薬。お酢で煮て腫物の解毒剤。
若芽、新葉は食用にもなる。
莢は染料、食料、飼料... 実に有用な木なのだ。

歩けば何かに出逢う。
野鳥を観察する前にすっかり満足した一日だった。
来年は皆で元気に花を見たいものだ。

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