朱竹に「落とし文揺籃」

jun1940

2010年04月27日 14:42

我家の鉢植えの朱竹は友人宅から頂いた貴重品。
一度枯れて、復活した貴重品。
先端に小さな筒状の葉に気づいたのは10日程前。
数日後、大きくなっているようだ。

笹に付いたままだから「落とし文の揺籃」。
「落とし文」とは風流な命名。
昆虫の幼虫の巣らしい。筒を作って地上に落ちるのは「落とし文」。
枝にぶら下がったままのモノは「落とし文の揺籃」。
「ゆりかご」そのもの。
親が揺籃を作って世話をしている様子はない。
自分で卵から孵ったら葉っぱを巻き付けて揺籃をつくり、笹を食べる。
大きくなったら、大きな葉に移ってまた揺籃を作る。
人様の作ったお宿をちゃっかり拝借する「ヤドカリ」より自立しているではないか!
「How toーモノ」で勉強するでもないのに!
大したものだ! と感心しはしたものの、困った!
葉脈だけの数が増えていく。
大切な朱竹がダメになる!
感心ばかりしてはいられない。
主を確認せねば! 




おとなし気な主の顔。
立ち退いて頂くことにした。
オトシブミにも「ヒメ〜、ヒゲナガ〜、エゾツククビ〜、 etc.」と幾つも検索できたが、このオトシブミがどれかは解らない。
文の中にこんな主がいたら、送り主は生涯毛嫌いされるのは明白。
文の中は美しいに限る。

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