台風一過でも雨でも観音寺へconcert!

jun1940

2011年09月26日 17:35

9/21 15号は猛威を振るった。
9/22 台風一過で快晴! と喜んでいたのも束の間。午後には降り出した。
夜にはConcertの招待券を頂いているのだが!
東武野田線沿線の逆井にある観音寺(牡丹寺)の本堂が開場だ。
「ベルリンフィルのヴァイオリンとヴィオラの名手の饗宴」とタイトル。
デユエットを組んでいる友達から頂いた招待券。
「雨だし、どうしよう?」と電話が来たが、完全防備で行く事にした。
イザとなればなんとか歩いて帰って来るのも可能な距離だし。

柏で合流したが、電車が動かない。六実→柏間 運転見合わせ。 事故らしい。
それでも何とか開演に間に合った。
逆井から初めての夜道をチラシの地図を頼りに探して歩くので、すっかりしわくちゃになった。
ヴァイオリン:リューディガー リーバ−マン
ヴィオラ:ワルター ケスナー
ピアノ:杉山紀子 ケスナー
クライスラーやマスネの聞き慣れた名曲にうっとりし、
初めて聴くマックス ブルッフ :ヴァイオリンとヴィオラの為のトリオ5番 に魅せられる。

寺でのConcertは二度目だが木造の響きが暖かく美しい。
法事に時に座るお寺の小さな椅子に心配したが、これがなかなか良い具合だった。
背もたれがないので、姿勢を正して聴く。
背筋を伸ばして腰をしっかり構えて力を抜いているので以外と疲れない。

最近デュエットのレッスンで先生に「テールをあわせて!」と注意されている。
2人のリズムがズレるのだ。互いに合図をして、歌い進まねばならないのだが。
そのタイミングがなんとも難しいのだ。

その「テールを合わせる」演奏者の姿に惹き込まれてしまった。
表情が身体全体と楽器のはしばしから「テール合わせ」の気となって、ほとばしっているのだ。

駅から夜道の10分は結構な距離だが、どうやら歩いているのは私たち2人だけだ。
他の観客はみんな車だったのかな? 本当かな?
雨の中、人影のない田舎道を歩きながら「今夜のあの感激は実在のものだったのだろうか?」
などと怪談めいた感想が感激を不可思議な空気にして行く。
不思議な音楽の空間。
時間的にも地理的にも 不可思議な出会いの一夜だった。
思いきって決行してよかった貴重な体験だった!     

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