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2010年04月22日

天の橋立2010春

4/19 妹の車を見送る。
想い出溢れる橋立を去り難く、松並木へ向う。
「一里」と聞かされていた松の道。夏小舟で打つ太鼓に合わせて遠泳をしていた学生達の風景が浮かぶ。
「お盆が来るとクラゲが出るから泳いではいけない」ことになっていたが、春の波打ち際に赤い筋のあるクラゲが揺れている。
透明な刺さないクラゲもあるが、これは刺されると激痛になる赤いクラゲ。
天の橋立2010春
天の橋立2010春

天の橋立2010春 

外海の向こうに霞む日置の浜。子供の頃は宮津から「伊根行き」の汽船でこの松の道を眺めながら日置に行った。
車社会になった今、船便は廃止になったとのご住職の話だった。

内海の対岸は縮緬の町「岩滝」。朝はカタコトと機織り機が町中で響いていた。
反物を「一匹、二匹...」と数えるのが不思議だった。
最初に赴任した高校に家で機織り機を与えられて帯を織っていた女子高生がいた。
一本織ると私の初任給より高かった。
半世紀以上も昔の情景が溢れ出て来る。

風が冷たくなる。
文珠さん(智恩寺)にお参り。
お堂には有名な閻魔大王や地獄絵図があるが、子供の頃なんども見せられたのでもう見なくても良いだろう。
808年建立のお堂の絵図は色あせて、地獄のおどろおどろしさが子供心の空想を掻立てて更に恐ろしかった。
今は復元されて鮮明になっているに違いない。
きっと想い出を壊す鮮明さだろう。
境内の松にぶら下がる御神籤は扇を象っている。天の橋立2010春
豊かな世の中。
文珠の智恵の餅に心が動いたが、独りで一箱は「くわばらくわばら!」
智恵より健康にプライオリティを置くことにした。

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Posted by jun1940 at 12:04│Comments(2)family
この記事へのコメント
junさん
こんばんは!

閻魔大王や地獄絵図などは恐ろしくて
みることができなかった。
亡くなった弟は5歳ごろまで母親のお乳を
飲んでいてある日閻魔大王の絵を見せられ
「いつまでも飲んでいると閻魔様に舌を抜かれるよ」
と脅かされて、それからぴたりと母のお乳を欲しがらなかった。
Posted by machan at 2010年04月24日 23:51
machan
神社やお寺の芸術品は教育目的だったのですね。
文珠さんだから智恵の餅が名物。伊勢の赤福に似ています。
恐ろしい絵図でストレスをかけ、甘いお餅でホッとさせて「賢くなるよ」とおだてる。
素晴しい手順!
Posted by jun1940 at 2010年04月25日 10:53
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